2019年 05月 12日
毘沙門さまとの出会い 芍薬
今年も芍薬が咲き始めました、花の香りは高くないのですが、花に近ずいてクンクンすると、なんとも言えない爽やかで上品な香りがします
菊池に来て3年が過ぎましたが、この芍薬は引っ越しを2回しています
最初に植えたのは昭和63年位で、市営の団地に住んでいた頃です
そして平成元年に一戸建ての自宅を買って、その時に植え替えました
菊池に来てから1年をすぎた頃に、今の築山に植え替えました
計算すると32才の芍薬ですが、最初に植えた頃と何の変わりもなく艶やかに咲き誇っています
この経過からすれば、芍薬とは美しいだけではなく、なんて強い花なのでしょう
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」
という言葉がありますが、女性の美しさ、華やかさ、上品さ、爽やかさなどを表現した代表的な花です
私はもともと百合が大好きで、毘沙門さまの花立てにはいつも百合をいけているのですが、芍薬が咲くと直ぐに芍薬をいけます
光柳院の築山には、芍薬、牡丹、百合と全部ありますよ
菊池に来て3年が過ぎ、少し余裕ができたのか、32年間も変わらず美しい花を咲かせてくれる芍薬は私の親友だなと思いを馳せています
思えば50歳までは苦難の人生でした。。。。
いまの幸せは、それを乗り越えてきたからこそです
芍薬のように、凛と背筋を伸ばし、細い茎の先には大輪の美しい花をつけ、控えめだけれど爽やかで上品な香りを放つ
そんな生き方をしたい、と思いながら風に揺れる芍薬を眺めています
ちかぢか芍薬は満開です、見においで下さいませ
by bisyamon0114
| 2019-05-12 07:25